大麻種子から収穫までのサイクル

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大麻種子から収穫までのサイクル

目次

    大麻を栽培している有無、理由に関係なく
    小さな種から花を咲かせるまでの過程を、自分の目で見ることはいつだって誰だって感動的な経験です。

    カンナビス
    それは本当に素晴らしい薬用植物であり、
    世界で最も古い植物属の1つです。

    植物は生き物です。
    植物は進化系統樹の根底にあり、森や木々、草原の中に身を投じると私たちの体は視覚や香り五感全てを使って、心の底から私たちの感覚や魂を喜ばさせてくれます。

    大麻はオート種を除いて基本的には1年草であるため、そのライフサイクル全体は1年以内に行われ、ほとんどの品種は4〜10か月後に寿命に達します。(野外栽培の場合)

    一年という短い生涯の中で
    発芽、苗、成長、開花という一連のステージを通過します。
    各ステージには独自の課題があります。

    初心者の栽培者は、各段階に起こりうる問題に注意しケアを確実に行っていく必要があります。

    ライフサイクル全体を4つの段階を区別

    発芽段階
    苗の段階
    成長または植生段階
    開花期

    時間の経過とともに変化するのは植物の外観だけではありません。
    ニーズも変化します。

    ステージが異なれば、必要な光、水、栄養素の量も異なります。

    植物の性別を判断したり、剪定したりする場合は、植物が現在どの段階に達しているかを知ることが必要です。

    発芽段階(1〜2週間)

    あらゆる生命は種子から始まります。
    高品質、優秀な遺伝子を持った種子は栽培を成功させるための重要な要素です。

    大麻の種子は、硬く、乾燥していて、茶色がかった色でなければなりません。

    種子を発芽させるには、湿らせたペーパータオルを使う発芽方法と、水の入ったコップを使う発芽方法の2つが主流だと思います。

    発芽が始まると、種子の胚芽はその殻を突き破り根を形成しはじめます。
    この段階を直根と言います。

    発芽には24時間から7日かかります。(14日後に発芽した例もあります)

    一般的にインディカの割合が高い大麻の品種は、純粋なサティバよりも早く発芽します。

    発芽した種子は培地に注意を払い入れることができます。
    根は成長し始め、殻は上向きに押し上げられていきます。

    殻の内部で最初の双葉が形成されている間に、表皮の硬い殻はサイズを小さくしていきます。

    この状態で発芽段階は終わりを意味します。

    苗の段階(2〜4週間)

    小さな若い苗は土や培地から育ちます。
    この段階では特別な注意が必要です。

    苗は病気やカビに非常に弱いです。
    このときに多くの初心者は水やりと肥料を与える事に夢中になってしまいがちです。

    屋外、屋内どちらでも同じです。
    十分な光のある場所(窓辺など)が利用可能であるならば健康的なスタートを切ることが出来ます。

    大麻は、この段階で出来るだけ多くの光を必要とします。

    苗の段階が続く時間は、品種と環境条件によって異なります。

    現段階での最重要ポイントは根の発育にあります。
    これは、その後の成長の基盤を作ると言っても過言ではありません。

    基盤形成の間、植物は特徴的なマリファナの形をした最初の本葉を育て始めます。

    リーフレットは長くギザギザで、成熟した大麻植物は葉ごとに5〜7枚のリーフレットを持ちます。

    最初は葉には1枚のリーフレットしかありません。

    植物が新しい葉ごとにリーフレット増やし、完全な枚数の葉を生成すれば、苗の段階は終了です。

    成長段階または植生段階(2〜8週間)

    写真の5株を見て下さい。

    プランターで十分な光量を浴びることが出来る白い部屋の屋内で育てられています。
    まだ開花はしていませんが、彼ら独特な形をした葉を豊富に纏っています。

    今この大麻は成長育成段階に入ろうとしてます。
    十分な光を受け続ければ一日で5cmは成長することが出来ます。

    もしまだ小さな鉢で管理しているのならば植え替えが必要がなタイミングといえます。

    栄養分が豊富な土壌だと写真のような葉が生えてきます。
    植物がクロロフィルとタンパク質を生産するには、窒素の吸収が関係しています。

    適切な種類の肥料をどれだけ与えるか、育てる上で大切なポイントです。

    大麻に問わず全ての植物は成長するにつれて、より多くの水を必要とします。
    若い植物は茎の近くで水をやるのが適切ですが、後で根の先端がより効率的に水を吸収できるように水をより広く分配する必要があります。

    トッピング、スーパークロップ、ロリポップを聞いた事がありますか?

    これらは大麻草に低度なストレスを与える訓練を意味します。

    このテクニックを使う事で、成長中に形を操作することが出来ます。

    Sea of Green(SOG)、Screen of Green(SCROG)などの特別な栽培方法にのみ必要な手法と言ってよいでしょう。

    このテクニックを行う事で、より多くの芽を持ちより強い新芽や花を咲かせる事があります。

    ただし、これらの手法が実際に結果をもたらすかどうかについては色々な意見があります。

    成長段階がどのくらい続くかは、一概にお答えできません。

    オートフラワーの種は、2〜3週間以内に自動的に開花期に移行します。

    通常の品種またはフェミナイズド種​は、屋外栽培であるならば秋に差し掛かり日が短くなる頃に開花しだします。

    屋内栽培であるならば照明期間を12時間に短縮した場合のみ開花を開始します。

    開花期(7〜12週間)

    葉は厚みを持ち、バッズの間から出てきています。
    茎に沿うようにバッズがあります。

    写真は屋内栽培のものです。
    植物は青い支柱で支えられています。

    開花期は大麻植物のライフサイクルの中で最もエキサイティングな時期です。

    日が短くなり、植物が受ける光が少なくなると、生殖段階に入ります。

    性別を確実に判断できるのは今だけです。
    オスは花粉を生成しますが、メスは花やつぼみの生成にエネルギーを注ぎます。

    ほとんどの栽培者はバッズにオスの花粉が受粉するのを防ぎたいと思っています。
    なぜなら受粉してしまうと種子を生産し始めるからです。

    そのため、オスの植物は栽培エリアから取り除く必要があります。

    一部の栽培者は、この段階で芽の形成を刺激するために特別な肥料を使用する場合があります。

    開花期には、大麻植物は沢山の水を必要とします。
    つぼみの重さから折れてしまう恐れがあるので、支柱や杭で固定しましょう。

    ホルモンの発達を阻害してしまうので、開花期の2週目以降は植物を剪定しないでください。

    開花期の長さは品種によって異なります。
    大体、開花しだしてから約7週〜12週間かかります。

    一部のサティバ品種では、適切な収穫時期が3か月以上かかる場合があります。