もしHIDランプを使っているのであれば、頻繁に換気が必要です。
湿気を抑えるためには1日数回の換気が必要で、熱を持つ電球を使用している場合は温度の上昇も激しいので、1回の換気は最低5分、換気と換気の間隔は最低25分は必要です。
もしくは3分の換気に対して12分の間隔など管理が大変です。
これはタイマーを使う事で解消できますが、このシステムはどこでも売っているわけでなく、しかも高価です。
後述する換気装置を使ってCO2レベルを管理するのであれば空気調整器が必要です。
代わりに温度調節器(サーモスタット)を使い、一定の温度になったら換気装置が作動するようにし、温度が4℃下がったら自動的に装置が止まるように設定する方法もあります。
ただし、いつ換気装置が作動するかわからないのでCO2添加装置との連動は非常に困難です。
サーモスタットと連動させるリレースイッチを2つ購入するより空気調整器のほうが安上がりです。
必要なのは数分で栽培室の空気を入れ替えるようにサーモスタットが換気扇を動かし、連動スイッチが換気とは逆にCO2添加装置を作動させるようにすることです。
もしすばやく換気が行え、あまり熱を持たない電球を使用しているのであれば、換気中もCO2添加装置を低出力で作動させたままでもかまいません。2つのタイマーを連動させて使うことも出来ます。
安いタイマーは30分間隔で24時間に48回ON/OFFの切り替えがあります。
これで30分ON、30分OFFのサイクルが出来ます。
電球も連動させることで電気が消えているときは換気も止まるシステムになります。
またこれと逆の設定で2つ目のタイマーをCO2用に設定します。
5-10分単位での調整は出来ませんが、安上がりな装置としては上出来です。
換気用ファンは高価なので電気部品の中古品業者からPC用の冷却ファンを買えば、園芸店の新品を買うよりも安く手に入ります。
きちんと作動するファンなら温度と湿度を下げて、新鮮な空気からCO2を供給できます。
空気を循環させることも重要です。
換気扇を使えば栽培室内の空気を循環させることでCO2の循環にもなります。
湿度も下がり、室内の空気が乾燥するためカビの繁殖を防ぎます。
壁に取り付けるタイプであれば限られた床のスペースを最大限に利用できます。
良い栽培室には空気の循環が欠かせません。