今後は蛍光灯やLEDと棚を使った栽培方法が主流になるかもしれません。
蛍光灯、LEDは棚での栽培に最適です。
何段にも棚を作りそれぞれの板に蛍光灯、LEDを取り付ければ、棚ごとでの照明時間の調節も可能です。
ある棚は24時間、別の棚は花を咲かせるために12時間といったように棚ごとに照明時間の設定を変えることにより可能です。
2段が理想ですが、挿し木と発芽用にもう1段あってもいいかもしれませんね。
棚栽培では90cm以下の高さに成長を抑えるでしょうから、各棚は90-120cm間隔で取り付け、照明は少なめにして高さを抑えて早く成長させなければなりません。
棚栽培の不便な点は毎日の照明の調整に時間がかかること、そして1週間でさえも手入れを休めない事です。
これは成長段階の場合で大麻が毎日2.5cmほどずつ伸びているときの話です。開花期の段階ではそこまで頻繁には照明の調節は不要です。
通常照明は大麻から5cm以内の距離に置きます。照明の位置が高すぎると大麻が必要以上に伸びてしまうため、常に5cm以内が理想的です。
それでも休暇で羽を伸ばしたい場合は、短期間では照明に届くほどまでには成長しないので、照明の高さを高めに設定します。
棚全体を照らす充分な量の蛍光灯があれば、スペースのせいで大麻がひょろ長く伸びることはありません。
照明が遠すぎると成長が遅くなるだけです。棚の上で挿し木や発芽、初期段階の栽培を行う場合、メインの栽培スペースの照明はHPS(高圧ナトリウムランプ)ランプに取り替えることで成長促進や開花段階にクローゼットのメインスペースを使う事ができます。
HPSライトの設置場所はクローゼットや部屋の可能な限り一番高いところへ取り付けます。通常は高さの調節機能は不要です。
できるだけ高いところへ下向きに取り付けるだけ、もし照明の近くに置きたい場合は仮の棚、箱、テーブルなどで大麻のほうを照明に近づけてください。
この栽培方法は棚を用意するだけ、できれば45-60cmの幅が理想的です。部屋の中は明るい白で塗るか、アルミホイルのつやが無い面が外側に来て照明の明かりがすべて大麻に反射するよう室内を覆います。
(つやの無い面のほうが熱をためにくく光を拡散するのに適しています。)
棚も白で塗るかアルミ処理したマイラーフィルム、宇宙毛布など表面が銀色のもので覆います。鏡は光を吸収してしまうので勧めません。
店舗用照明は鎖などで吊るして、フックなどでとめることでいつでも大麻から2-5cmの高さに調節が出来るようにしておきましょう。
照明が遠すぎると大麻はランプをめがけてひょろひょろと伸びるばかりになってしまい、いざ収穫の時期になっても大きなバッズは収穫できません。
これは茎の節間の間隔が開きすぎてしまうためです。この間隔がつまっていれば枝の数が増えそれぞれに花が咲き、バッズが実るので限られたスペースで最大の収穫を望めます。
棚栽培はよくSea of Green栽培と比較されます。これは限られたスペースに非常に高密度に苗を植える点、また成長と収穫を短期間で行う点、光を当て続けることで隔離した別のスペースで次の苗の発芽や育成を同時に行う点などが共通するからでしょう。